デザイン修正は無制限が理想?
ホームページを作る時によく話題にあがる「デザイン修正」。
もちろん何も制限がない方が良いに決まっていますよね。
でも多くの制作会社はデザイン修正にある程度の回数を設けています。
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なんで修正回数に制限があるの?
修正回数に制限が付けられるのは、「ホームページ制作の過程で一番工数(作業量)が見えにくい」ことが原因です。
ホームページ制作の費用は殆どが工数でできているので、修正回数を無制限にすると、
- とんでもない制作料金になってしまう
- 追加の制作料金が請求できないと大赤字になってしまう
というリスクが発生します。
ホームページ制作は決して安いものではないので、制作会社も発注者も「出来るだけ見積金額で収めたい」という気持ちは一緒です。
そこでこういったリスクを防ぐために、修正回数に制限をつけるんですね。
修正が終わらないのは指標が間違っているから?
次に、なぜデザインの修正が終わらないことがあるのか考えてみましょう。
実際にデザインの方向性を固める際には、以下のような選択肢がありそうです。
- ホームページでの目標達成を指標とする
- 好みのテイストを指標とする
< ホームページでの目標達成を指標とする >
こちらは「作ったホームページに期待する効果を達成できるデザインかどうか」を基準に考えるパターン。
例えば美容院の場合「ホームページからの集客数を増やしたい」ような場合です。
明確な目的があるため、それを「達成できるホームページ」がゴールとなり比較的早くデザインの方向性が固まります。
< 好みのテイストを指標とする >
問題となりやすいのは二つ目。
「好みのデザインテイストを指標にする」のパターンです。
例えば美容院の発注者さんが好きなブランドのHPがあり、「これと同じ感じにして!」というような場合。
デザインは掲載される情報に最適な見せ方を作るものなので、自分のホームページの目的に好みのデザインが合致するとは限りません。
単純に好みだけ優先すると「やってみたら思ってたのと違うからまた修正」のように、修正回数は無限に増えていきます。
もちろん、中身とデザインがチグハグなHPでは「ホームページからの集客数を増やしたい」という本来の目的も達成できません。
修正しすぎて何が正解が分からなくなる&気が変わる
最後にもうひとつだけ、修正回数が増える際最大のリスクをご紹介しようと思います。
それは修正を繰り返しすぎて「本来の目的」「目指すべきデザイン」「そもそもどんなホームページが必要か」が分からなくなり、全てをやり直したくなってしまう場合です。
ホームページ制作料金は最初に触れたように工数でできているので、全部作り直したいといったことになっても、それまでの工数はそのまま請求されてしまい、
制作費用が無駄に高くなってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまでにデザインの修正回数は、制作料金と密接な関係にあること、修正回数が増えることにもデメリットがあることについてお話してきました。
「修正回数無制限!」と聞くと確かに魅力的な響きですし、実際にそういったうたい文句の制作会社も存在します。
しかし、これまでに触れたリスクやデメリットを考えると、発注者にとっても制作者にとっても「無制限=嬉しいこと」とは言い切れないように思います。
ホームページ制作開始前の打ち合わせで、ホームページの目的や大事にしたい部分をしっかりと共有しておくことができれば、ある程度限られた修正回数の中でも十分しっかりとしたホームページが制作できます。