ECサイトのアクセス解析に必須! Googleアナリティクスで見たい3つのKPI

ECサイトのアクセス解析って、実は難しいですよね。全体のアクセス数やコンバージョン数を見ても、どうすればもっと売上をアップできるのか?という改善点が見えづらいのではないでしょうか。

詳しくアクセス解析をするために、外部のWebコンサルティング会社に委託するという選択肢もあります。ただそれなりに時間とコストがかかってしまうので、ここぞというときにとっておきたいところ。普段は社内である程度ECサイトのアクセス解析をできた方が、スピーディーに次の施策に取り組めると思います。

ECサイト向けシステムを使ってECサイトを構築している場合、システム側で専用のアクセス解析ツールを使えるケースもあります。もちろんこれでも問題ないのですが、社内でアクセス解析をするならGoogleアナリティクスの方が慣れているので使いやすい、という方も多いのではないでしょうか。

そこでGoogleアナリティクスでECサイトのアクセス解析をするとき、事前に行っておきたい設定と見ておきたい3つのKPIについてまとめました!

GoogleアナリティクスでECサイトのアクセス解析をするには設定が必要

GoogleアナリティクスでECサイトの詳しいアクセス解析をするためには、あらかじめECサイト専用の設定を行う必要があります!

Googleアナリティクスでは「eコマース機能」と呼ばれています。eコマース機能が使えるように設定しておくと、売れた商品の名称や金額などのデータをGoogleアナリティクスに取り込むことができます。つまりGoogleアナリティクスのレポート画面にて、商品別のアクセス数やコンバージョン数、売上金額といった情報を見ることができるようになるんです。

Googleアナリティクスのeコマース機能を使うには?

  • まずはGoogleアナリティクスのビュー設定画面にて、eコマース機能をONにするのが最初のステップです。設定画面を変えるだけなので、難しくないと思います。
  • 次にGoogleアナリティクス用のタグをカスタマイズして、ECサイト上の販売データをGoogleアナリティクスに伝える設定を行います。

(参考)「e コマース トラッキングの設定」Googleアナリティクス ヘルプ

タグの修正作業は、慣れていないとちょっと難しいかもしれません。基本的に一旦設定してしまえば後から変える必要はほとんどありませんので、タグの修正に不安があれば外部業者などに依頼したほうがいいと思います。

ECサイト向けシステムを利用している場合、プラットフォーム側にタグの設定方法を確認しておきましょう。例えばECサイト向けシステムの「EC-CUBE」では、有料でGoogleアナリティクスのeコマース機能設定用のプラグインを提供しています。こういったサービスを使うのもひとつの方法です。

Googleアナリティクスのeコマース機能は2種類ある

Googleアナリティクスのeコマース機能には、「標準」と「拡張」という2種類あるんですよね。標準と比べて、拡張ではサイトに流入してから購入までのユーザー行動を詳しく解析できるなど、いくつか機能が増えています。

例えばeコマースの拡張版を使うと、「決済画面で決済せず離脱したユーザーがどのくらいいたか?」「カゴ落ち(※)させてしまったユーザーがどのくらいいたか?」というようなデータもGoogleアナリティクスの画面で見ることができます。

※カゴ落ちとは、カートに商品を入れたのに、購入せずECサイトから離脱してしまうこと。

もちろん標準版より拡張版の方が機能は多いのですが、設定がかなり複雑になるところがネックです。さらにECサイト向けシステムを使っている場合、システム側が拡張版に対応している必要があります。個人的には標準版でも一通りの指標を見られますので、無理に拡張版を使わなくてもいいかなと思います。

GoogleアナリティクスでECサイトのアクセス解析をするとき見るべき3つのKPI

Googleアナリティクスでeコマース機能が有効になると、一般的なアクセス解析で見るセッションやPVなどの項目のほかに、いろんな項目が見えるようになります。

とはいえ多すぎてどれを見ればいいのかよくわからない、ということにもなりがちです。そこでECサイトの売上状況を把握できて今後の売上アップにつながりやすい、3つの指標について解説します。

ECサイトのアクセス解析で見るべきKPI(1)商品ごとの売上額

まずどの商品がECサイト上で売れているのか、という販売状況を知っておくのが基本です。Googleアナリティクスでも、商品ごとの売上額を見ることはできますが、それだけだとECサイトの管理画面で見るデータと違いがないかもしれません。

ただGoogleアナリティクスで見られる他の指標と組み合わせてみると、ECサイトの課題や改善点が見えやすくなります。例えばスマホ・PCというようにデバイス別で見たり、新規・リピーターというユーザー別に見たりという感じですね。

ちなみにGoogleアナリティクスでは、商品別だけではなくてトランザクション(※)別、ユーザー別で売上額(またはコンバージョン)を見ることもできます。

※トランザクションとは、1回の注文行為のことで、ユーザーがカートに商品を入れて購入するまでのユーザー行動のことです。通常のWebサイトのアクセス解析では「セッション」に近いイメージです。

とはいえトランザクションやユーザー単位で1件ずつ詳しく分析するというのは、かなり手間がかかります。ですから、まずは商品ごとに見ていくのがわかりやすいと思いますね。

ECサイトのアクセス解析で見るべきKPI(2)参照元別のアクセス数・売上額

集客と売上が同関連しているか、というのも見ておきたいポイントでしょう。Googleアナリティクスでは参照元(流入元)ごとに売り上げを見ることもできます。オーガニック検索、メルマガ、他社サイトといった参照元(メディア)別に売上を見ていくことで、どのメディアの効果が高かったかが見えてきます。

もちろん参照元別にセッション(訪問)やコンバージョンもあわせて見ることができます。さらに売上額という指標もまとめて見られるというのが、Googleアナリティクスのeコマース機能のメリットです。また客単価(平均注文額)を見ることもできるので、このあたりをうまく活用してみてはいかがでしょうか?

集客はできていても売上につながっていないメディアもあれば、逆に集客力はそれほどでもないのに売上は結構出ている、なんてこともあります。今後どのメディアに力を入れるべきか、検討しやすくなるはずです!

ECサイトのアクセス解析で見るべきKPI(3)閲覧ページ別のアクセス数・売上額

あるページにアクセスした人がその後ECで実際に購入しているか?なんて分析もしたいのではないでしょうか?ランディングページを複数用意しているECサイトの場合、ランディングページ別に売上額を見て効果測定したい、なんてニーズもあるはず。キャンペーンごとにページを分けているときなど、有効だと思います。

Googleアナリティクスでは、ページごとにコンバージョンや売上を見ることもできます。

ページへのアクセス数は多いのに売上はそれほどでもない、というときはページ内容の見直しが必要かもしれません。ランディングページ別の売上を見ることで、ページやフォームの課題に気づけるというわけです。

ECサイトのアクセス解析で、集客から売上までまとめて把握しよう

Googleアナリティクスのeコマース設定をしておけば、かなり詳しくECサイトのアクセス解析ができるんですよね。とはいえ最初から全部の指標を見ようとすると挫折しますので、まずは今回まとめた3つの指標をメインにチェックしてみてはいかがでしょうか?

ECサイトのアクセス解析によって、例えば「今後どのメディアからの集客に力を入れるべきか」「どのランディングページの改善を先にやるべきか」といった課題が見えてくれば、売上アップにつながっていくはずです!