見込み顧客を獲得!コンテンツを活用したWebマーケティング手法
SEOやリスティング広告をはじめ、チャットツールやプッシュ通知ツールなど、Webマーケティング手法は多様化しています。中でも、ここ最近大きな注目を集めているのがコンテンツマーケティングではないでしょうか?自社のホームページとは別に自社で情報メディアサイトを立ち上げる企業も増えています。
ここではWebマーケティング手法のひとつとして、コンテンツマーケティングをこれからはじめたい!という方向けに、まずは「どんなメリットがあるか?」「どんなコンテンツを用意したらよいか?」という点について解説します。
Contents
自社メディアを使って集客するWebマーケティング手法
弊社が運営するデジタルマーケティングのメディアにおいても、コンテンツマーケティングについて、以下のように定義しています。
コンテンツマーケティングとはユーザーニーズに答えるようなコンテンツを提供し続けることで、ユーザーをファン化し、購買行動につなげるマーケティング手法のことです。
コンテンツと一言に言っても、ブログやSNS、動画、ホワイトペーパー、DM、メルマガなど多岐に渡ります。ここ最近日本でも普及してきたオウンドメディアも、コンテンツマーケティングの一種と言うことができます。
わかりやすいパターンとしては、自社で情報サイトを構築する手法。(自社メディアはオウンドメディアとも呼ばれます)例えば、弁護士法人が自社ホームページとは別に、法律に関するQ&Aサイトを構築・運営するという手法を考えてみます。
弁護士法人の自社ホームページでは、弁護士に相談したい意思が固まっているユーザーが主なターゲットになります。一方、法律Q&Aサイトであれば「困っているが対処法がわからない」「誰かに相談したいけれど、どこに行けばよいかわからない」といった見込み客にもアプローチできます。広告と比べてもさらにユーザーの共感を得やすいですし、自然に得意なジャンルなど自社の強みをPRすることもできます。
ただ、定義したように、単にコンテンツを見てもらうことが目標ではありません(認知度がアップするというメリットはありますが)。コンテンツマーケティングは、自社のファンになってもらい、自社の商品・サービスを購入してもらうためのWebマーケティング手法。その前提でコンテンツや導線を考える必要があります。
SEOやソーシャルメディアなど、他のWebマーケティング手法にもつながる
コンテンツマーケティングに必要なのは、やはり質の高いコンテンツ。質の高いコンテンツはご存知の通りSEOの効果も見込めます。ただ、先ほどの弁護士法人のケースでもお伝えしたように、自社ホームページと自社メディアではターゲットが異なります。そのため、SEOでもそれぞれ対象となるキーワードは異なりますが、自社ホームページと自社メディアを組み合わせることで、SEOの相乗効果が期待できます。
また、ソーシャルメディアを使ったWebマーケティング手法とも連携しやすいメリットがあります。コンテンツが読み物として人気を集めれば、ソーシャルメディアによって拡散されます。ほかにも、自社メディアで作ったコンテンツを、メールマガジンなどのWebマーケティング手法に活用できるメリットもあります。
コンテンツマーケティングに必要なコンテンツとは?動画やホワイトペーパーも活用
コンテンツマーケティングを始めるときは、まずどんなコンテンツが必要か、用意できるかについて整理しましょう。まずは他のWebマーケティング手法と同じく、目的やターゲットを考えてみます。見込み客を増やす目的であれば、従来のユーザーではなく今後ユーザーになりうる方がターゲットになります。
弊社運営メディアでもコンテンツマーケティングの事例を4つ紹介しています。例えば、生命保険を取り扱うライフネット生命が運営するホームページ「ライフネットジャーナルオンライン」。生命保険を検討している方だけではなく、幅広く見込み客を増やす目的で運営されている自社メディアです。
検索キーワードで保険関連キーワードで検索してもライフネットジャーナルオンラインが上位表示されることはほとんどありません。その分、生き方や仕事、お金などずっと使われるテーマのキーワードでの流入が狙っている可能性が高いと考えられます。
コンテンツはブログのようなテキストコンテンツがメインですが、他にも動画を使うケースも増えています。BtoBの場合、ノウハウをまとめた資料(ホワイトペーパー)をPDFなどでユーザーに提供するマーケティング手法もよく使われます。
まとめ
ご紹介したようにコンテンツマーケティングは、見込み客にアプローチしやすく、他のWebマーケティング手法との相乗効果も期待できるため人気を集めています。今後もこのトレンドはしばらく続きそうです。
ただ、購入を直接促す広告とは違い、効果が出るまでに時間がかかるという点は気を付けたいところ。長いスパンで継続し、効果測定をしながら改善していくWebマーケティング手法です。開始して1か月後の時点で「効果が出ていない!」と言われてしまっても困りますよね…。社内メンバーにも、すぐに結果が出ないタイプの手法だということを周知しておきましょう。
また、継続していくためには、ネタ切れにならないようなコンテンツのテーマ選びや体制づくりが必要です。社内だけではなく外部リソースも活用して、ぜひチャレンジしてみてください!
なお今回紹介したサイトではコンテンツマーケティングの実践方法が体系的に紹介されているので、合わせてご覧ください。