初めてWebマーケティングのコンサル依頼をする際のチェックポイント

「うちのホームページ、このままでいいのかな…」「他にもっと費用対効果の高いWebマーケティング手法はないかな?」とお悩みの担当者の方も多いのではないでしょうか。Webマーケティングの結果が出ていないケースはもちろんですが、それなりの結果が出ていても周囲に相談できる人がいないと、不安なことも多いですよね。

こんなときは、外部のコンサルティング会社に相談するという方法もあります。Webマーケティング手法が増えている今、社内だけで戦略を立てるのは限界があるのかもしれません。

そこで、これから自社のWebマーケティングについてコンサルティングを頼みたい方に向けて、事前にチェックしておきたいポイントをご紹介します!

 

現状の課題や目的・目標などの情報を整理しておく

どんなところへWebマーケティングのコンサルティングを頼むにしても、まずは準備をしておく必要があります。社内の視点で構いませんので、現状の課題や目標、改善する目的などを洗い出して、一覧にまとめておきましょう。

Webマーケティングのコンサルティングを依頼するときに必要な情報(例)

  • ホームページの目的
  • 現状のホームページのアクセス状況データ
  • 現状のホームページ運営体制
  • 現状実施しているWebマーケティング施策
  • ホームページ以外のマーケティング施策
  • 目標数字(売上や問い合わせ数など)
  • 現状の課題
  • 競合他社
  • 参考にしたいホームページ
  • 予算
  • スケジュール(この時期までに結果を出したい)

こうした情報がまとまっていると、いくつかのコンサルティング会社へ見積もり・提案を依頼し、比較検討する時に役立ちます。なお、この準備段階ではおおまかに整理できればOKです。(実際には依頼後、コンサルティング会社とともに精査していくことになります)ただ、社内で優先すべき順位を考えておくことをおすすめします。

また、経営者などにも、事前にこうした目的や目標などを共有しておきましょう。特に中小企業の場合では、担当者の考えだけではなく経営者の考え方も影響力が大きいですよね。事前に確認しないまま進めると、途中で方向転換せざるを得ないケースもあります!

 

自社にマッチするコンサルティング会社の選び方

Webマーケティングのコンサルティング会社を探していると、「1,000件以上のコンサルティング実績があります!」「大手有名企業の実績多数!」と実績の多さをアピールするところが多いです。

確かに実績数も重要ではありますが、コンサルティングは属人的で人に依存することが多いのが現実。(正直コンサルタント次第といっても過言ではありません!)ですので、会社だけでなく実際に担当するコンサルタントの実績、現状の忙しさなどをチェックしたいところです。

実績においては大手かどうかというよりも、自社に近い規模・業界での実績があるかがポイントです。また、他にいくつも案件を抱えているとコミュニケーションがうまくいかない可能性もあるので、コンサルタントの忙しさ・空き具合を聞いておきましょう。

あわせてコンサルタントの経歴(制作メインだったのか、広告がメインだったのか)を聞いておくと、どんな分野に強いかがわかります。

なお、コンサルティング会社は規模が大きければ安心、というわけでもありません。(次々と担当者が変わってしまうところもあります)規模が小さくても信頼できる実績のあるコンサルタントがいるかどうか、自社の雰囲気とマッチするかどうかをチェックしたほうが安心です。

会社として事前にチェックしておきたいのは、コンサルティングとして戦略を立てた後の運用も頼めるかどうかという点です。Webマーケティングの場合、一定期間のコンサルティングで効果が出ても、運用が続かなければムダになってしまいます。ですので、運用と効果測定も含めて長期的に付き合えるかどうかは、重要なポイントです。

 

単なるアドバイスで終わらせず、アウトプットを確認しておく

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単にいくつか口頭でアドバイスをもらうだけ…というコンサルティングは最近あまりないかもしれませんが、実際に依頼してみたら成果物が全く出てこなかった!ということになると大問題です。

特に長期間でコンサルティングを依頼する際には最終報告資料はもちろんのこと、コンサルティングの途中でも成果物をもらっておくよう事前に相談しておきましょう。

コンサルティングの成果物(例)

  • 現状のホームページの分析資料
  • ターゲットなるユーザーのペルソナ設定資料
  • 課題の整理資料
  • 改善策のスケジュール・タスク表

 

まとめ

Webマーケティングのコンサルティングを外注するのは主に大企業では?と思いがちですが、実は人手が少ない中小企業こそ外部の専門家を活用したほうが効率的に進められるケースも多いです。

例えば他の記事でもご紹介した、自社メディアを作って見込み客を呼び込む「コンテンツマーケティング」。実際にはターゲット設定やコンテンツ制作、SEOのキーワード選びなど自社だけで進めるのは大変です。コンサルタントへ相談すれば、求める指標に対してどこまで準備すればいいかなど、さまざまなノウハウがあるので効率よく進められます。

ご紹介したような「情報を事前に整理する」「自社に合うコンサルティング会社を選ぶ」「成果物を確認する」という3つのポイントをおさえつつ、ぜひWebマーケティングを次のステップに進めるためにコンサルティングを活用しましょう!