モバイルフレンドリーはどうしてる?今後のSEOはスマートフォン最適化を重視!

Googleでは急速なスマートフォンの利用者増加に伴い、検索結果の表示においてもモバイル対応を重視する方向性を打ち出しています。2016年11月5日には、Googleウェブマスター公式ブログにて新しい発表がありました。SEO(検索エンジン最適化)の面でもスマートフォン画面への最適化はもはや必須と言えそうです。そこで自社のホームページがスマートフォンに対応できているかチェックする方法や、対応していない場合の対策について解説します!

 

GoogleはSEOにモバイル対応が影響することを発表

Googleはまず昨年2015年4月に大きくアルゴリズムを変更しました。モバイル端末から検索した結果表示にて、モバイル対応しているページを優先するという内容でした。

例えばスマートフォンから検索した場合、モバイル対応しているページの方が上位に表示されやすくなるかもしれない、ということになります。(もちろん、ほかの要素も影響します)その後もモバイル対応について、公式ブログにて発表を行っています。

Googleウェブマスター向け公式ブログの主な更新(モバイル関連)

2016年11月5日の発表は「将来的に Google のアルゴリズムはモバイル版のコンテンツを主に使用する」という内容。今後はスマートフォン向けのページが、Googleのクロール対象になっていくことになります。PC版とスマートフォン版でそれぞれ別のページを設けているホームページにおいて、PC版ページのみSEOを行っている場合は要注意。近い将来、スマートフォン版のページしかGoogleが評価しなくなるためです。

 

スマートフォン画面へ最適化する方法とは?

ここでスマートフォンの画面でページを問題なく表示させる方法をご紹介します。よく使われるのは以下の2種類の方法です。

  1. 同じコンテンツにてPC版とスマートフォン版の2ページ用意し、アクセス元の端末を自動判別してどちらかを表示する。
  2. PC版とスマートフォン版でページは共通。ただし端末の画面サイズによりCSSなどでデザイン・レイアウトが自動的に調整して表示する。(レスポンシブ対応)

PC版とスマートフォン版の2ページで対応

(1)は例えばすでにPC向けホームページがある場合、スマートフォン版のページを追加制作するパターンです。既存のページへの修正は少ないため、比較的コストをかけずに対応できます。ただし、ページの追加や更新の際、PC版・スマートフォン版ともに対応する必要があり、やや手間がかかります。

レスポンシブ対応

(2)のレスポンシブ対応は「Wordpress」などのCMSを導入しているホームページで多く使われます。既存のページが多くある場合は、修正が必要なため導入に時間とコストがかかります。ただし、導入後の手間は(1)と比べると少ないです。

 

モバイルフレンドリーとは?

Googleではこのようにモバイル重視の姿勢を強めている中で、モバイル対応できていることを「モバイルフレンドリー」と呼んでいます。SEOを行う上でも、気にしておきたいモバイルフレンドリー。では、どんなホームページがモバイルフレンドリーなのでしょうか?

NGな例

  • スマートフォンの画面になると文字が小さすぎて読みづらい
  • リンクが隣接していて、タップしづらい
  • スマートフォンで見るとページ幅が画面からはみ出ている
  • Flashを使っている(iPhoneはFlashを基本的に表示できない)

スマートフォン画面に最適化されていないためユーザーが見づらい・読みづらいページはNGとみなされる可能性があります。ただし最適化されていても、ページにアクセスしたときにスマートフォン画面いっぱいにポップアップ広告が出ていると、ユーザビリティが悪いということで今後NGになると言われています。

Googleでは、モバイルフレンドリーかどうかチェックできるツール「モバイル フレンドリー テスト 」を無料で提供しています。URLを入力して「分析」ボタンをクリックするだけで結果がわかります。(対応できていないポイントも掲載されます)

Googleモバイル フレンドリー テスト

 

横浜市のホームページでテストした場合

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また、PC版とスマートフォン版でページを分けている場合、Google側にスマートフォン版ページがあることを知らせておきましょう。(GoogleSearchConsoleをお使いの場合は設定により、Googleにスマートフォン版ページがあることを通知できます)具体的な方法は、GoogleのモバイルSEOページにて紹介されています。

Google モバイルSEOの概要

 

まとめ

「うちはBtoBのホームページだから基本的にPCからのアクセスのはず」という方もいるかもしれません。ただ、SEOを実施しても、スマートフォンへの最適化ができていないために検索結果の上位に出にくくなってしまった!ということも今後ありうる話です。また、BtoBであってもスマートフォンからのアクセスが増えているケースもありますので、アクセス解析ツールでどの端末から閲覧されているか、調べてみましょう。

スマートフォンが急速に普及したのはここ数年のこと。そのため立ち上げてから5年以上経過しているホームページは、今後のSEOにも影響するためスマートフォン画面の最適化が十分かチェックすることをおすすめします。