そのホームページ、飽きているのは自分だけ?
ホームページを開設して数年が経過すると「なんだかうちのホームページにも飽きてきたからそろそろリニューアルしたいな」なんてこと、ありますよね。
しかしホームページに飽きたからといってリニューアルしてしまうのは、実は非常にもったいないんです。
飽きているのは自分だけ?
まず考えてみてほしいのは「そのホームページに飽きているのは自分だけではないか」ということ。
ユーザさんは用事(依頼したいこと、買いたいもの)がある時だけホームページを閲覧しますが、
ホームページを運営している人は取引先にURLを伝えるとき、ホームページでお知らせを出すときなど、何だかんだと自分のホームページを閲覧する機会も多いものです。
ホームページを何年も運営していると、他の人も自分と同じくらいそのホームページを見ているような気になってしまうものですが、
どんなに「あんまり自分のホームページは見ないよ」という方であっても、大抵は一般ユーザさんよりも自分のホームページを見ています。
自分が飽きただけでリニューアルするとどうなるの?
答えは簡単で「ユーザが困惑する」ことになってしまいます。
先ほどお話したように、ユーザさんは余程そのホームページのファンでもない限り自分に用がある時だけ、多くても年に数回しか閲覧することがないでしょう。
もし運営者目線の「飽き」でデザインを一新してしまっていたら、またユーザさんが同じ目的でホームページを訪れた時「あれ?こんなホームページだっけ?ここじゃなかったかも」となってしまいそうですよね。
このようにホームページの「飽き」とは、運営者とユーザの間でずれがあります。
もちろんホームページは自分(会社)の持ち物ですし、リニューアルによってデザイン以外ページ追加や機能追加なども改善できるので、一概にダメではないですが、
自分が「飽き」を理由にリニューアルしようとしていると感じたら、もう一度だけ立ち止まって状況を分析してみましょう。
ユーザが飽きているかなんてわからない?
「そんなこと言ったってユーザが飽きているかどうかなんて分からない!」という声が聞こえてきそうです。
確かにユーザさんは名前も顔も知らないネットの向こうの人たちですから、その人たちが自分のホームページに飽きているかどうかを知るなんてできるのでしょうか。
実は比較的簡単な方法で知ることができるんです。
それは「ユーザさんにアンケートをお願いする」こと。
ホームページにアンケートフォームを設置しても良いし、サービスやネットショップのホームページであれば、メールや手紙を送る時にアンケートのお願いも合わせて入れてみましょう。
そこに「私たちのホームページについてどう思いますか?」という質問があれば、ユーザさんの”生の声”が手に入れられます。
多少の手間はかかりますが、アンケートは商品やサービスの改善にも活用できるので、BtoCの業種であれば迷わず試してみてください。