Webマーケティング担当者の必携ツール5選
Webマーケティング関連の代表的なツールを5つご紹介します。アクセス解析や競合分析、A/Bテストなどの機能が使えるので、ぜひ積極的に導入していっていただければと思います。
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SimilarWeb
Webマーケティングでは、競合サイトについて知っておくことは重要です。例えば、ターゲットキーワードなどのSEO情報や、アクセス状況をチェックしておくことも大切です。SimilarWebは競合サイトを調査するためのツールで、URLを入力するだけでさまざまな切り口から競合サイトについて知ることができます。
SimilarWebの特徴は、そのデータ収集方法にあります。Googleアナリティクスとは異なり、モニターデータを計測しているのです。そのため、Googleアナリティクスと数値のずれが生じることもよくあります。一方で、Googleアナリティクスでnot providedとなってしまうデータも、SimilarWebなら見ることができます。
機能も豊富で、自社サイトと競合サイト比較したり、自社サイトと似ている競合サイトを調べることもできます。自社サイトから離脱した後に訪問したサイトを知ることもできたりと、他にはない魅力的な機能も備わっています。
Ptengine
Ptengineは、ヒートマップ機能が使えるアクセス解析ツールです。ヒートマップ機能とは、ユーザーの動きをサーモグラフィーで見られる機能のこと。サイトを訪問したユーザーの行動が視覚的にわかり、ページの最適化に活用することができます。
Ptengineで見ることが出来るのは、ユーザーがクリックをしたかどうかの「クリックヒートマップ」と、ユーザーの閲覧を示す「アテンションヒートマップ」の2つです。ユーザーがよく見ていたり、クリックなどのアクションを行っている箇所は赤く表示され、そうでない部分は青くなります。
Googleアナリティクス
https://www.google.co.jp/intl/ja/analytics/
ご存じGoogleが提供しているアクセス解析ツールです。業界標準とも言えるツールなので、普段から利用されている方も多いことでしょう。基本的には無料で使えますが、エンタープライズ向けのGoogle アナリティクス 360 Suite(旧名称:Google アナリティクス プレミアム)も提供されています。
サイトのPVや直帰率、検索キーワードなど、アクセス分析に必要な数値を見ることができます。アクセス情報は、メイン画面であるカスタマイズ可能なレポート画面にまとめられます。レポートは、CSVやスプレッドシート、メール自動送信などの方法で共有することもできます。
その他にも、GoogleアナリティクスにはWebマーケティング向けに便利な機能がたくさん備わっています。例えば、サイトやLPの最適化をするためのA/Bテスト機能があります。売上などのコンバージョンからサイトの達成度を追うことのできる、目標機能も便利です。
Googleサーチコンソール(旧名称:Googleウェブマスターツール)
https://www.google.co.jp/intl/ja/webmasters/#?modal_active=none
Googleから提供されている無料のWebツールです。ウェブマスター(Web担当者)向けのツールということからわかるように、サイト運営に重きを置いたツールになっています。
主な機能をリストアップしておきましょう。Googleへのサイトの登録、検索キーワードの閲覧、sitemap.xmlの送信、サイトエラーの確認、HTML構造の最適化などの機能が備わっています。
Googleアナリティクスも検索キーワードを見ることができましたが、両者にはハッキリとした違いがあります。Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトを訪れた時の検索ワードが見られます。一方で、Googleサーチコンソールは検索結果にサイトが表示された時の検索ワードが確認できます。つまり、サーチコンソールを使うと「検索画面にサイトが表示されたにも関わらず、ユーザーが訪問をしてくれなかった」といったケースについても分析ができるのです。
Optimizely
Optimizelyは世界中で使われているA/Bテスト専用のツールです。A/Bテストとは、一つのページに対して異なるデザインを用意して、どちらの方が効果が出るか検証するための施策のこと。
A/Bテスト自体は他のツール(Googleアナリティクスなど)でも実施できるのですが、Optimizelyは他にはない豊富な機能が利用できます。A/Bテストを実施するまでの準備が少し手間なのですが、対象ユーザーをセグメントで切ったり、多変量テストを使うこともできます。
まとめ
Webマーケティングで使えるツールを5つご紹介しました。施策の立案から日ごろのWeb運営まで、使える場面もさまざま。上手に活用していきましょう。