新しい資金調達のカタチ、国内クラウドファンディング13選

最近facebookやTwitterで話題になっている「クラウドファンディング」というサービスについてまとめてみました。
※ 国内のクラウドファンディングサービスに絞ってご紹介しています。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、不特定多数の人から資金を集める行為である。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、製品開発やイベントの開催、チャリティなどの用途で利用されることが多い。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。参照元:wikipedia

なるほどなるほど。恥ずかしながらセーノ自身最近までこのクラウドファンディングというサービス形態を知りませんでした。簡単に言うとソーシャルを通じて出資や募集ができるサービスってことですね。
wikiには「製品開発やイベントの開催など」と書かれていますが、サービスによって特色が分かれているようです。どのサービスでも出資金額に応じてユニークな リターン(お礼)が用意されていて、見ているだけでも楽しくなりますね。(出来れば出資してください笑
ちなみに、「クラウドファンディング」と「寄付」の違いは、「リターン」や「資金の明確な利用目的が分かる」ことらしいです。

国内のクラウドファンディング(2012/07/09 現在)

CAMPFIRE

最近良く耳にするようになったクラウドファンディングのCAMPFIRE。デザインも見やすく、出資者を「パトロン」と呼ぶのも面白いですね。
プロダクトデザイナー・ジャーナリストといったクリエイターのためのファンデングサービスとして運営されているようです。
他のクラウドに比べるとプロジェクトの「プロモーション力」が強いな、と思います。プロジェクトごとに用意されている動画のクオリティも高く、気づいたら数時間動画を見て回っていました。笑 ユニークなリターンが多いのも特徴でしょうか。ちなみにセーノの友人の友人も参加中です。笑

Cofter

可愛いキリンのロゴマークが特徴のCofter(コフター)。
スポーツ業界(アスリート)を応援するクラウドファンディングとしてスタートしたばかりです。
一つ目のプロジェクトはこのホームページのビデオクリップ制作で、支援するとビデオクリップに登場できるという参加型になっています。
どんなプロジェクトが立ち上がっていくのか、楽しみですね。

cocorocolor

cocotocolor(ココロカラ)は、被災地を応援するクラウドファウンディング。ホームページの随所に見られる水彩のイラストが可愛いですね。
女性受けが良さそうです。このクラウドファンディングで良いなーと感じたのは「一つ一つのプロジェクトを大事にする」雰囲気。
プロジェクト一件一件に専用の?アイコンが用意されていたり、さりげない暖かさを感じるサービスです。

ドリパス

上映が終わってしまったあの名作を映画館で上映してくれるという、映画好きにはたまらないサービスです。
ドリパスは、他のクラウドファンディングとは違って、「何かを応援する」というスタンスではなく、「見たい映画に投票する」というもの。
お金も、支援ではなく見たいチケットの購入費用として支払います。
既定枚数が売れれば放映!既定枚数に達しなかった場合は支払いもナシなので気軽に申し込めるのも良いですね。

FAAVO

FAAVOは宮崎県を中心に展開する地域応援型のクラウドファンディングです。
見出しに宮崎の方言が使われていたりして、県外の人の印象に残りやすいホームページですね。
「他の県のプロジェクトを作る」といたり、URLがhttps://faavo.jp/miyazaki になっているところからすると全国制覇を狙っているのかも?

GREEN GIRL

女性向けのクラウドファンディングサービスGREEN GIRL。女性的なデザインで落ち着きますね。
プロジェクトも女性ならではのモノが多いので、共感を得やすいと思います。
このGREEN GIRLは「おねだり・プレゼント」機能というものが付いていて、コレが面白かったです。
魅力的な商品などを見つけたら友人に「おねだり」したり、「プレゼント」したり出来るんですね。んー面白い!

i-kihu

NPO法人の活動から支援したいプロジェクトを選ぶという、クラウドファンディングの王道的なスタイルのi-kihu。
名前は「i(私が)kifu (寄付)する」という意味がこめられているそうです。
他とはリターンの形式が異なり、支援によってカルマポイントという独自のポイントを稼いでいく方式です。

motion gallery

motion galleryは「アート」を応援するクラウドファンディングです。
芸術を扱うものも多いため、モノによっては難しいテーマだったりするものの、自主制作映画やドキュメンタリー制作など、自然に「応援したい!」と感じるプロジェクトが多いなー、と感じました。

myringHR

こちらのクラウドファンディングは「被災地の雇用を生み出す」ことが目的になっています。
出資者が投資した資金は現地での雇用に充てられる仕組みなんですね。この記事を書いている時点ではまだ2プロジェクトのみの掲載でしたが、個人的にはもっともっと広く伝わって欲しいファンディングです。

microbank

microbank(マイクロバンク)は、起業家や実業家を応援するクラウドファンディングです。
他のクラウドファンディングと異なるのは、チャーチストリート軽井沢と提携して「店舗」や「イベント」の募集をしているところでしょうか。
他のファンディングは「出資者に対してのメッセージ」が強いですが、このサイトは「提案者へのメッセージ」が大きいですね。

READYFOR

READYFORは社会貢献を目的にするクラウドファンディングです。
日本のクラウドファンディングの中では厳しい?方なのか、1円でも目標金額に満たなかったプロジェクトは出資者に全額返金するようです。
どれだけ本気か、が問われるクラウドファンディングですね。

Startappme

未ローンチのクラウドファンディング。
スマートフォンのアプリのアイデアを出して、アイデアが採用されたらフリーランスエンジニアが開発を行うらしいです。
売り上げは発案者にいくのでしょうか?

WESYM

WESYMは、はシンプルなデザイン。語源は「WE SEED YOUR MISSION」
なんといっても興味深いのは、楽天スーパーポイントを利用して出資ができるということ!
クレジットカードでの支払いがあるクラウドファンディングはいくつかありましたが、楽天ポイント有りは業界唯一(多分)!

まとめ

今回見て回ったところ、「被災地復興・活性化」を目的とするプロジェクトやファンディングが多かった気がします。
個人や中小企業はもちろんですが、学生主導のプロジェクトが多い点も興味深いですね。
セーノが学生のころはお金がないのを言い訳にし続けていたので、行動力のある学生さんには頭がさがります。
クラウドファンディングには直接関係ないんですが、最近動画を有効活用したホームページが多いですね。