制作依頼時の相見積で見るべきポイント
ホームページ制作は安くはない費用がかかるので、多くの方が依頼前に相見積を取ると思います。今回は、「見積を出す側」からの意見として、相見積を取る際のポイント・注意点についてお話していきます。ホームページ制作に限らず、他のお見積の際に共通するところもありますが、参考までにご覧ください。
1. 相見積は3社から取る
見積は基本的に3社から取りましょう。
2社だけから相見積を取った場合、どのような結果が想像できるでしょうか。
これでは相場が判断できず、どちらが高く、どちらが安いのか。
などの判断がしづらいですよね。
などの判断がしづらいですよね。
しかし、3社の相見積を取ればこんな結果が想像できます。
2社の時と比較して、平均的な相場のラインが見えやすくなってきたのではないでしょうか。
今回のパターンだとこの辺にラインが見えてきそうですね。
相場のラインが見えたら、「異常に安いからしっかりとしたサポートは期待できないかも」「実は社内に自信が無いから高い金額で断ろうとしているのかも」など、
その会社の背景が見えてきます。とはいえ、相場だけで判断できないシーンもあるかもしれないので、それぞれの会社のホームページをじっくり見て、その料金とサービス内容が適正かどうかも確認しておきましょう。
2. 見積書の項目数で比較する
ここが今回の記事の最大のポイントです。
ホームページ制作の見積書では、「項目数」に着目して欲しいと思います。
ちょっとイメージが付きにくいかもしれないので、下に掲載した2つの見積書を見てみましょう。
※ここでは、同じ条件のホームページをつくるための見積とします。
一見すると、どちらも料金は同じなので、項目数が多いほうがしっかりと作業してくれるような気がしてきますが、意外にそうとは限りません。これはどちらが良い悪いではなく、どちらにも落とし穴が潜んでいる場合があるので注意が必要です。
注意点1:無駄・謎な項目が無いか
項目数が多い場合によく見られるのですが、一般の方にイメージが付きにくい項目で料金を底上げしている場合もあるので、
それぞれの項目が本当に必要なのかを確認してみましょう。
自分自身で判断が付かない場合、他の制作会社さんの見積と比較するか、別会社さんにそのまま見積書を渡して内容を見てもらうことをオススメします。
その際、マナーとして会社名は伏せて渡すと良いと思います。
他の制作会社さんからのお見積についてお悩みの場合は、もちろん当事務所へもお気軽にご連絡ください。
注意点2:サービス内容が明確か
先ほどの注意点に反して、こちらは項目数が少ない場合に気をつけるべき点です。
さっき見比べた見積をもう一度確認してみましょう。
このままだと、具体的にどんな作業が発生して何にいくらかかっているのかが分かりにくいですね。
ホームページ制作会社で見積の項目が少ない場合、主に2つの理由が考えられます。
● 理由1:
色々なサービスを抱き合わせでパック料金を設定しているため、項目ごとに出すとその料金に抑えることができないから。
● 理由2:
根拠の無い額で見積を出しているため、細かく項目を出すと料金をさげなくてはいけないから。
殆どの制作会社は1つの目理由だと思いますが、稀に2つ目の様な会社もあるのが実情です。
見分けるために、それぞれの会社にその見積でどんなサービス(項目)が賄われているのかを確認しておきましょう。
最後に:制作料金だけで比較しない
相見積の話をしておきながら。。。と、感じられるかもしれませんが、制作者として最も伝えたい部分なので少しだけお話させてください。
ホームページ制作の料金内訳は、色々な項目が含まれますが、その殆どは突き詰めると人件費です。人件費をたどれば生活費。ということになるので、とあるホームページを作るのにかかる人件費の相場が10万円なら、それより安くするには手間を少なくせざるを得ません。
反対に、しっかりとしたヒアリングや充実のサポートを実現するには、1案件辺りに多くの時間(人件費)を使うので、料金は高くなります。
見積を取る場合は、単純に安いか高いかではなく、自分の事業がこれからホームページにどのくらい力をかけていくのかに応じて、「適正価格」を見極めていただければと思います。
この記事は皆様の参考になりましたでしょうか。
デザイン事務所セーノでは、シンプルで無駄の無いお見積を心がけていますので、この記事を読んで、最終的にデザイン事務所セーノを選んでいただけたらいいな!と思っています。
皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。