ホームページを潰す前に試して欲しい10のこと

「ホームページを作ったけど、なかなか効果があがらない。」
「ホームページなんてあっても意味ない!潰してしまえ!」

そんな風にホームページを閉鎖しようとしていませんか?

確かにホームページは「作れば必ず効果が出る」という簡単なものでないので、効果が体感できずホームページを捨ててしまいたくなることもあるかもしれません。

ですが、そんなホームページでも、正しい改善策を打てば、ビジネスの中心的存在にだって成長してくれるかもしれません。

せっかく作ったホームページ。潰すその手を少しだけ止めて、以下の項目を試してみて欲しいと思います。

00:上手くかないのには必ず理由がある

まずはじめに、ホームページで効果が上がらないのには2つの面から考えていく必要があります。

それが「seo面」と「webマーケティング面」です。

seo面から見ると「検索順位が低いため、良いホームページなのにアクセスされず効果が出ない。」

webマーケティング面から見ると「アクセスはあるけど、ホームページの作りが悪くて効果が出ない」

もちろんseo面、webマーケティング面、両方に問題がある場合も少なくはないですが、今回はそれぞれの面に対して対策となる方法をご紹介していきます。

01:アクセス解析

analytics.jpg

何よりもまずは自分のホームページを知ることが大切です。

アクセス解析ツールを入れると、

  • どんな端末(PC、スマホ、タブレット等)で見られているのか
  • どんなキーワードでアクセスされているのか
  • どんなページがアクセスされているのか
  • どんなページで離脱して(サイト閲覧を辞めて)しまっているのか

などなど、様々な情報を見ることができます。

これなら「離脱率の高いページをもっと分かりやすくしたらお問い合わせが増えるかも」など、対策すべき点が見えやすくなりそうですね。

もちろん指定した期間の中で統計を取ることができるので、対策した内容で効果があがったのかどうかも観察できます。

アクセス解析ツールには色々な種類がありますが、今回は無料で使いやすいGoogle Analyticsをおすすめしておきます!

ちなみに上のサンプル画像もGoogle Analyticsの管理画面です。

Google Analytics

02:料金の掲載

意外と掲載されていないホームページも多い、この「料金」ですが、

ホームページで問い合わせを集める上では非常に大切なコンテンツだと言われています。

ホームページで料金を掲載しない背景としては「料金を明示するとその価格でしか販売できなくなる」など、ビジネス上の理由があると思います。

もちろん、ホームページがビジネスの邪魔になってはいけませんが、参考価格として「●●●●円~」のようにその金額が変動する可能性もあるような形式で表記することはできそうですよね。

ホームページで何かを買う、何かを依頼する人というのは商品やサービスの質と同じくらい料金を気にしているもの。

参考価格であっても「料金はお問い合わせください」と記載するだけよりずっと効果が出やすいです。

03:人の顔が写った写真の掲載

ホームページを閲覧している人は「運営している会社や人が信頼できるのか」「本当にここにお金を払っても大丈夫なのか」と、いつも不安を抱えています。今の自分のホームページを見返してみると、文字だけが並んだ、少し冷たい印象になってはいないでしょうか。

会社であっても個人であっても、スタッフの写真があることで見ている人は安心感が増して、問い合わせをしやすくなります。

素材写真などでもある程度の効果はありますが、やはり実際のスタッフ写真には敵いません。

「顔写真はちょっと。。。」という声もあると思いますが、非常に効果が出やすいのでぜひ挑戦してみてほしいと思います。

ちなみにこれは、webマーケティング面で効果の大きい対策ですね。

04:お客様の声の掲載

「人の顔が写った写真の掲載」と同様、お客様の声もホームページを見ている人に安心感を与える大切なコンテンツです。

実際にその商品やサービスを利用したお客さんの感想は、買うかどうかを迷っている人にとってはとても気になる情報ですよね。

そのお客様の声が「顔写真付」であったなら、さらに効果は出やすくなります。

05:更新コンテンツ(CMS)の追加

10年以上前に作った。というホームページにはよくある、「ホームページにお知らせ・スタッフブログなどの更新コンテンツ(CMS)がない」という事例。

実は非常に勿体ないです。

ホームページがどんどん更新されていて、商品やサービス、さらにはスタッフの人柄についての情報が日々増えていく。

seoの面でも、webマーケティング面でもCMSを導入し、週に1回~月に1回でも更新をしていくことができれば、少しずつ商品やサービスのファンとなるお客さんを集めることができるようになります。

06:地域性を高める

今運営しているホームページは「どんな地域を中心に展開しているか」を打ち出せているか確認してみましょう。

例えば美容院の場合「県や区といった地域に根付いたお店です」ということをホームページでも取り上げていくことで、見ている人にとって馴染みやすい印象を与えることができます。

さらにこの対策はseoの面でも効果があり、「横浜 美容院」などのキーワードで検索順位を上げることに一役買ってくれます。

もちろん「全国展開の商品・サービスだから地域性なんて関係ない!」ということもあると思います。

その場合は、各県の人々に対して、各地域特有のメリットや使い方、利用シーン提案などを交えた専用ページを用意しておくことがおすすめです。

07:リニューアル

これまでにご紹介してきた項目は、技術的な対応が必要な部分も多いため、

社内制作スタッフorホームページ制作の外注先と協力しながら対策していかなくてはいけないことが多いです。

しかし「外注先の連絡先が分からなくなってしまった」「社内制作者が辞めてしまった」といった場面もありますよね。

そんなときは、別の制作会社にこれまでご紹介した対策を含んだ内容でリニューアルしてもらうのも一つの方法です。

ホームページの運営自体をやめるかどうか悩んでいる時に、こんなお金のかかる話なんて、と感じるかもしれませんが、リニューアルのやり方によっては比較的低価格で上記の対策うつ方法もあるので、ぜひ相談だけでもしてみて欲しいと思います。

08:リスティング(PPC)広告

ここまでホームページの内側の対策をご紹介してきましたが、ホームページで効果を出すためにはホームページの外側の対策も効果的です。

「外側って、つまりどうゆうこと?」と思いますよね。

この項目で紹介するのは「リスティング(PPC)広告」です。GoogleやYahoo!で検索をした際にサイドに表示されている広告で、普段インターネットで検索をするような方ならもちろんご存知だと思います。

このリスティング広告ですが、1クリック数円というかなりの低価格から出稿できる広告なので、ダメ元でも試してみることをおすすめします。

「良いホームページなのにアクセスされず効果が出ない。」という状況なら、seoの順位にかかわらずアクセスを集めることができるので、今のホームページが一気に会社の稼ぎ頭になってくれるかもしれません。

Google Adsense

09:Google マイビジネスに登録する

Googleマイビジネスとは?

Google マイビジネスを利用すると、Google 検索、マップ、Google+ にビジネスの情報を掲載できます。また、パソコン、タブレット、携帯でお客様に適切な情報を届けられます。

https://www.google.co.jp/intl/ja/business/

Googleのマイビジネスに登録すると、自分のホームページをGoogleの提供する検索、マップ、Google+といったサービスに専用枠で表示してくれるようになります。

検索画面などで下の画像のような表示を見たことはありませんか?Googleのマイビジネスに登録すれば、ここに表示されるようになるんです。

googlemybusiness.jpg

この機能は、サンプル画像のように「美容院」と入力しただけで、近くにある美容院を優先的に表示してくれるので、自分の近くにいるターゲットに見てもらえる可能性もアップします。

上の「地域性を高める」対策もしておけば、相乗効果も期待できそうですね。

10:あと1年見守る

最後に紹介するのは「1年様子を見る」という、なんともぼんやりとした対策。

立ち上げ後3年以上経っているようなホームページで、これまでに紹介した対策等も特別行わない場合は、正直効果はありません。

ですが、

  • 上記の対策をできる限り行った
  • 開設からまだ3年未満

というホームページであれば、ぜひ試してみてください。

これは、ホームページは「評価されるされるのに時間がかかる媒体」ゆえの対策です。

特に開設から間もないホームページだと、順位も低く、他のサイトからのリンクもない「ホームページの存在自体が誰にも知られていない」という状況が発生しやすいものです。

GoogleやYahoo!といった検索エンジンに評価され順位が上がるのにも、ホームページに情報が増え、閲覧しているユーザに評価されるのにも、半年から1年程度の時間がかかります。

もしこの記事を読んですべての対策を行ってくれたなら、もう1年だけ自分のホームページに期待してあげてほしいと思います。