開封率がアップするメルマガ件名の作り方、3つのルールとは?
メルマガの開封率を上げる方法としてまず思いつくのが、件名の見直し。件名次第で、開封率を大きくアップさせることも可能です。
ただ、開封されやすい件名も傾向が変わってきています。一昔前は「無料!」「キャンペーン!!」といったおトク感のあるキーワードを載せると開封率が高かったものの、最近では広告メールの量が多いため、こうした件名はスルーされやすくなっています。
そこで、最近の傾向をふまえて、メルマガ件名の作り方の基本となる3つのルールをお伝えします。ポイントは、「件名を見てすぐに開封するきっかけをつくること」「ユーザーに有益で重要な情報だと認識してもらうこと」。これなら、きっと開封されやすいメルマガ件名を作れます!
Contents
開封率がアップするメルマガ件名のルール(1)数字を含める
日付や金額、人数などの数字を件名に含めると、より具体的な件名になりユーザ-の関心を集めやすくなります。
例えばBtoBのメルマガにて企業向けセミナーの告知を行う場合。以下のように、セミナーの申し込み期限や参加可能人数を載せることによって、ユーザーに「今すぐメールを開いて内容を見なければ」と思わせることができます。
- 悪い例 : 〇〇セミナーを開催します!先着順受付中。もうすぐ締切
- よい例 :【3/12締切】40名様限定で〇〇セミナー開催(東京)
プレゼントや割引情報などをメルマガで告知するときにも、金額や期限を件名に載せることをおすすめします。読者にアンケートを実施する場合の件名を2パターン作成してみました。金額や期日が載っているほうが、ユーザーの反応が高くなるのではないでしょうか。
- 悪い例 : メルマガアンケート実施中!抽選で謝礼をプレゼント
- よい例 : 謝礼は1,000円分商品券、アンケート3/12まで実施中
数字はこうしたプロモーション以外にも使えます。メルマガでは、自社ホームページにアップしたコンテンツの紹介をするケースも多くあります。そこで、例として導入事例ページを紹介するメルマガで考えてみます。
導入成果を数字で載せることができれば、より具体的になりアピール力が上がります。また新しい情報であることを伝えるために、公開日も載せておくのも有効です。
- 悪い例 : 成果抜群!〇〇の導入事例をホームページに掲載しました。
- よい例 : 100万円のコスト削減に成功、〇〇の最新事例を3/14に公開
開封率がアップするメルマガ件名のルール(2)時事ネタを含める
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スルーされずにメルマガを開封してもらうために、数字と同様ユーザーに何か「ひっかかる」キーワードを件名に含めたいところです。
話題になっている時事ネタと件名をつなげることができれば、より開封率アップにつなげることができます!例えば2017年初めで話題の時事ネタといえば…「トランプ大統領」「ピコ太郎」「働き方革命」などのキーワードが思いつきます。もちろん、メルマガの種類やターゲット層によって、キーワードを選ぶ必要があります。
ほかにもメルマガの配信タイミングに合わせて、過去の時事ネタを組み込むケースもあります。食品を扱うあるECサイトでは、年に3回、保存食を紹介するメルマガを配信しているそうです。
年3回とは、9月1日の防災の日/1月17日の阪神淡路大震災発生日/3月11日の東日本大震災発生日です。防災への意識が高まるタイミングにあわせているのがポイントです。
ちなみにこうした災害を扱う場合は、被害にあわれた方への配慮も必須です。またユーザーによっては、商品の告知のみでは便乗商法と思うかもしれません。このECサイトの場合、「保存食の賞味期限切れ防止策」「役立った保存食の体験談」「保存食のアレンジレシピ」など、ユーザーにとって有益な情報をメルマガに載せた上で、件名も工夫しているそうです。
開封率がアップするメルマガ件名のルール(3)広告っぽさを減らす
「いまなら無料!」「キャンペーンやっています!」というメルマガの件名は多いのですが、こういった広告らしい件名のメルマガを、ついスルーした経験はありませんか?
ユーザーは大量のメールを毎日受信しています。その多くは、迷惑メールも含めた広告関連のメールです。そのため、あまりに広告っぽい件名にしてしまうと、かえって逆効果です!他の広告メールとの違いがはっきりせず、開封されずにスルーされてしまいがちです。
重要なのは、内容が告知であっても、できるだけ1対1で送っている雰囲気を出すこと。例として2パターンご紹介します。
(1)件名に氏名を入れる
「〇〇様へ」というように、自動的に受信者ごとに名前を入れる方法もあります。ただ、データベースの情報を件名に出せるかどうかは、メール配信サービスによります。(本文には表示できるものの、件名には表示できないというシステムもありました)現在お使いのメール配信サービスのシステムをチェックしておきましょう。
また、この機能を使うときは必ずテストアカウントに配信して動作確認をしましょう。テスト用のダミー氏名で全配信者に送ってしまったというトラブルもありがちです。間違った名前で送ってしまうとユーザーは「個人情報が漏洩しているのでは?」と不安になります。
(2)大事なお知らせっぽくする
「〇〇サービスをご利用中の皆様へ」というように、あえてシンプルに広告ではなく、大切なお知らせのような件名にする方法もあります。ユーザー側は、単なる告知ではなく読んでおくべき情報かな?と思い、開封率がアップします。(さすがに【重要】などをつけるのは、ちょっとやりすぎです)
なお、メルマガでは「!」などの記号・マークがよく使われますが、かえって広告メールらしくなってしまいます。ほどほどにしておきましょう。
まとめ
メルマガは開封されないと次のステップにつながりません。まずはルールをおさえて開封率アップを目指しましょう!ただ、あまり狙いすぎると行き過ぎた表現になりがちです。誤解を与えてしまうと、かえってクレーム増加や配信停止増加につながることも。作った件名は、あとから見直しすることをおすすめします。時事ネタを扱うときも慎重に。災害への配慮もお伝えしましたが、事件・事故などのニュースも取り扱いには注意が必要です。
あわせてメルマガ件名で気にしておきたいのが、文字数です。広告っぽさを減らす意味でもできるだけシンプルで短い件名を目指しましょう。(ユーザーに馴染みのない略語を使うのはNGです)
ご紹介した「数字を含める」「時事ネタを含める」「広告っぽさを減らす」というメルマガ開封率アップの件名ルールは、実はあるメルマガの開封率と件名を分析して見えてきたものです。すでにメルマガを継続している方は、あらためて過去半年間ぐらいのメルマガ件名と開封率をチェックし、傾向を調べてみましょう。