効果が出ないと泣かないためのSEOキーワード選定基礎
SEOの基礎であり重要な要素になってくるのがキーワード選定です。どういったキーワードを狙うかでSEOの結果は変わってきます。選ぶキーワードが間違っていたり、狙うキーワードをとりこぼしたりしていると、それだけでサイトへの流入は減ってしまいます。それではSEOの効果を十分に得られているとは言えません。
しかし、キーワード選定という作業は意外と時間を割くものであり、それがゆえに疎かにされがちな作業です。今回の記事では、SEOで着実に結果を出すためのキーワード選定について詳しく書いていきます。効果的なキーワード選定をするためにはどうすればいいのかが分かれば、SEOで期待通りの結果を出し、あなたのサイトへの流入は当然増えていくはずです。
SEOキーワードを書き出す
キーワード選定の最初の作業はこれです。あなたのサイトに訪れる人がどんなキーワードで検索をかけるかをイメージして、キーワードを書き出していきます。検索するということは何か目的があるはずです。何かを買おうとしているのかもしれませんし、悩みがあってそれを解決したいのかもしれません。
例えば電子書籍のサイトであれば、値段が知りたいユーザーもいるでしょうし、電子書籍を利用するための端末について知りたいユーザーもいるでしょう。メリットやデメリットについて知り比較検討したいユーザーもいるはずです。
このように検索をするユーザーのニーズはどんなことなのか、を明確にイメージすることがポイントです。そうすれば的外れなキーワードを選定することなく、あなたが狙うべきキーワードを明確にすることができます。
ユーザーのニーズをしっかりと把握できたら、実際にキーワードを書き出していきましょう。
- 電子書籍
- 電子書籍 値段
- 電子書籍 アプリ
- 電子書籍リーダー
- kindle
- wi-fi
などのように、イメージを膨らませながらキーワードを書き出していきます。ここで注意したいのはビッグキーワードばかりにならないことです。検索される数も多く、成約につながりやすいビッグキーワードですが、その代わり競合も多いです。
今回の例では「電子書籍」がビッグキーワードになると思いますが、これだけで上位表示を狙うのもリスクがあります。なぜなら「電子書籍」での検索結果に順位変動が起きた場合、あなたのサイトはSEO的に不利になってしまうからです。
こういったリスクを回避するために、「電子書籍 値段」「電子書籍 アプリ」のような複合キーワードを含めながらいろいろな角度から書き出していきましょう。
数が多ければ何でも良いというわけではありませんが、数が多いほど幅が広がります。それはサイト流入への入り口の広さを示すことになるので、できるだけ細かなニーズのキーワードも出していくと良いでしょう。
競合サイトのSEOキーワードを調べる
上位表示されている競合サイトのキーワードも参考にしていきましょう。自身のサイトも大事ですが、競合サイトの観察もまた同じくらい大切です。
SEO効果はないもののmeta name=”keywords”にキーワードを設定しているサイトはたくさんあるので、ここをみるだけでも競合サイトがどんなキーワードを狙っているかが分かります。metaタグに設定がなくてもtitleタグとh1をみれば簡単に分かるでしょう。
そうすることであなたのサイトに足りないキーワードや、逆に被っているキーワードなどが分かります。これを把握することで、実際に狙うキーワードのコンテンツ作成の参考になるので必ずやっておきましょう。
「SEOチェキ!」や「SEOTOOLS 」など、検索上位サイトチェックに便利な無料ツールも多くあるので、ぜひ積極的に使ってみてください。
SEOキーワードに優先順位を設定する
ここまできたならいくつかのキーワードが並んでいると思います。結構な量になっているとは思いますが途方に暮れることはありません。
その中から優先順位をつけて一つずつコンテンツ作成に取り掛かりましょう。優先順位をつける際は、検索ボリュームと成約(コンバージョン)に近いか遠いかが大きなポイントです。
始めたばかりのサイトであれば、検索ボリュームが少ないキーワードを優先的にやっていくのが良いでしょう。まだ全体のアクセス数が少ない段階でビッグキーワードを狙っても競合が多すぎて結果につながらない可能性が高いからです。
逆に運営期間が長く、ある程度のアクセスを確保しているサイトであるならば検索ボリュームが多いキーワードで徹底的にコンテンツを作っていきましょう。
どちらのパターンでも成約までの距離感を念頭に置いておくべきです。サイトの最終目標は成約だと思うので、ここに近いか遠いかも判断のポイントになってきます。
まとめ
SEOで着実に結果を出すためには、こういった効果的なキーワード選定が重要になってきます。どれだけユーザーに必要とされる高品質なコンテンツを作っていても、間違ったキーワード選定をしていてはそのコンテンツをユーザーに見つけてもらうことができません。
ユーザーのニーズを理解し、競合や自身のサイトの状況を把握したうえで、効果的なキーワード選定をしていきましょう。