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Web担当者が知っておきたい、架空の顧客像「ペルソナ」の設計方法

更新日:2017-01-23

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ホームページの構築やWebマーケティングを考えるとき、必ずターゲットユーザーを想定しますが、年代や性別など大まかな属性で考えることが多いですよね。一方、「ペルソナ」は一人の架空の人物を想定し、より具体的な行動パターンやライフスタイルを想定するところが大きく違います。

以前の記事「ユーザー目線を重視!話題の「UI/UX」を意識したホームページ設計方法」でもご紹介しましたが、ペルソナは最近のマーケティング手法としてよく使われています。

なんとなくペルソナという言葉は気になってはいるけれど、予算も時間も少なくて考える余裕がない...という方も多いかもしれません。そこで今回はシンプルなペルソナ設定方法の流れをご紹介します。


架空のユーザー像ペルソナなら、ユーザー目線で考えられる

ペルソナ設定の一番のメリットは自社側の視点だけではなく、ユーザーの目線でホームページのコンテンツやWebマーケティング手法を考えられる点です。

ペルソナがホームページ内でどんな行動をし、どんな気持ちで購入などのサブミットまで到達するか、というシナリオ(カスタマージャーニーとも呼ばれます)を作ってみると、例えば「このページでサブミットを後押しするための情報は?」といったように、ホームページの改善ポイントが明確になります。

また、ユーザー体験(UX:User experience)を考えるときに大切な「ユーザーの共感」。具体的なユーザー像としてペルソナがあれば、共感を得やすいコンテンツ作りに役立ちます。


ペルソナを設定しておくと、関係者での意見がまとまりやすい

もうひとつのペルソナ設定をするメリットは、関係者の間でターゲット像の認識が統一できる点です。ホームページのプロジェクトにてデザインやコンテンツの要件をまとめる際、人それぞれ考えるユーザー像が異なると「あれもこれも盛り込みたい!」という話になってしまうこと、結構ありますよね。想定していた予算とスケジュールを大幅にオーバーしてしまった!という経験をお持ち方も多いのではないでしょうか?

ペルソナを事前に設定しておくことで、社内でコンテンツやデザインを決めるときに意見がまとまりやすくなります。また、外部のライターやデザイナーなどに仕事を依頼する際にも、ペルソナをもとに「こんなユーザーに向けて発信したい!」と言えればイメージがはっきり伝わりスムーズにやりとりができます。

ペルソナ設計方法(1)仮説を立てる

ペルソナを設定しましょう!と言われても、いきなり架空の人物を想定してライフスタイルまで考えるのは難しい話です。それに準備不足のままペルソナを設定してしまうと、「この人物像で本当にうちのユーザーとして正しいのかな?」と信頼性に欠けるものになってしまうケースも。

専門業者にペルソナ設定を依頼できれば安心ですが、こうした業務に予算をかけて外部に発注できない、ということもあると思います。そこで、まずは基本的なペルソナ設定方法をご紹介します。

最初は、仮説を立ててみることをおすすめします。一旦これまでの経験や知っている情報をもとに、こんな人物かな?と想像してみます。この時点では憶測や個人的な主観が入るかもしれませんし、細かいところまで設定できないかもしれません。

ただ、仮説を立てておくとその後のペルソナ設計方法において、仮説と実際のユーザー像とのギャップをひとつひとつチェックできるので進めやすいと思います。

ペルソナ設計方法(2)ユーザー調査

次にユーザーの実態を知るために必要な情報を集めましょう。アクセス解析データや購入者データなどはすでに手元にあると思います。つい属性を中心にチェックしてしまいしまいますが、それだけではなくユーザーの行動履歴や購入履歴(購入に至ったきっかけなど)購入後の感想(レビュー)などについても確認しましょう。これは、どんな行動をしているか、その行動の理由は何か、ということを調べるのが目的です。

また、ペルソナはリアルで具体的な顧客像である必要があります。そのため、可能であればユーザーに直接インタビューしたり、アンケートを実施したりという方法も検討したいところです。難しければ、ユーザーと直接接点のある社内のメンバーに意見を聞くという方法もあります。なお、過去に取得したアンケートやインタビュー内容は現在とズレがあることも多いので、古いデータは参考にしない方が安全です。

ペルソナ設計方法(3)グルーピング・設計

ユーザー調査の結果をもとに情報をグルーピングします。傾向をつかみ、具体的な人物像に絞っていきましょう。このときも、できるだけ社内など多くの関係者に参加してもらうのがポイント。担当者ひとり、もしくは一つのチーム内だけではどうしても最初の仮説にあう意見だけをピックアップしてしまいます。

営業担当やサポート担当など、ユーザーと接する機会の多い人に参加してもらうことができれば、ペルソナの説得力が増します。とはいえ、「ペルソナ設定にご協力ください!」という言い方では参加者を集めるのは難しいですよね。例えば、「会社の売上アップのために、ユーザーの調査にご協力ください」という名目で集めるのはいかがでしょうか?

ペルソナで設定する際の項目例

  • 基本的なこと(年齢、性別など)
  • 仕事に関すること(勤務先、役職、勤続年数、仕事内容、目標、評価ポイントなど)
  • 暮らしに関すること(住まい、年収、家族構成など)
  • ライフスタイルに関すること(趣味、1日の生活パターン、欲しいもの、現在の悩みなど)
  • 経歴に関すること(学歴、転職歴など)
  • Webに関すること(利用環境、デバイス、利用時間、SNS、よく見るサイトなど)


なお、ペルソナの設定の時は、実在する人物として考えるために名前や顔写真を追加するのが一般的です。


まとめ

ペルソナ設定方法はご紹介した通り、それなりに時間と手間がかかります。手間がかかるだけの効果が出るのか、疑問に思う方もいるかもしれません。ただ、ペルソナのメリットはお伝えしたようにユーザー目線で考えられる点のほかに、ユーザー像を関係者で共通認識できるという点にも注目してみてください。

売り上げに直接影響するような効果がすぐに出なくても、一旦ペルソナを設定すればその後のホームページの制作やWebマーケティングを効率的に進められる可能性は高いです。ぜひご紹介したペルソナ設定方法を参考に、チャレンジしてみてください!

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